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危険品と普通品について

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フォワダーの立場から質問です。1人の荷主様の貨物をFCLで危険品と普通品を同じコンテナに入れて日本から海外へ輸出することは可能でしょうか。可能の場合、適用される料金は危険品輸送の運賃が適用されるのと考えてよろしいでしょうか。

えり先生 回答しました 2023年4月18日
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御質問有難うございます。

 危険物に関してですね。

まず御質問の「危険物と普通品を同じコンテナに入れて出荷することは可能か否か」ですが、答えとしては「ケースバイケースです」。

現行の危険物規則には、引火性、毒性、腐食性等の危険性別に約2,800種類の危険物が登録されています。

それらの中で、相互反応により「発熱」、「火災」、「腐食」、「毒性ガスの発生」等の危険な作用を起こすものは、同一コンテナに収納することができません。

非危険物(ご質問者のいう”普通品”)であっても同様です。

危険物との相互反応により危険な作用を起こすものは、危険物と同じコンテナに収納することができません。

ここでいう相互反応とは、例えば、輸送中に荷崩れを起こし、容器破損、中身の漏えいし危険物と混ざってしまい危険な状態になることをいいます。

 このあたりは中身の特性を十分把握している荷主側(化学メーカー等)でなければ判断することはできません。

また、“鋭利な部品がある等”、危険物ではない”普通品”(収納されている容器の形状を含む)が危険物に“悪さ”をするようなものも、危険物と同じコンテナに収納することはできません。

これらを踏まえた上で、危険物と”普通品”の同じコンテナへの収納を検討いただくこととなりますので、ケースバイケースとお答えいたします。

御質問の海上運賃に関しましても、危険物単体、危険物と”普通品”の混載によって運賃率は船会社によって異なりますし、混載はNGの船会社もあると思いますので、ご質問者様のお取引のある船会社へ直接御確認されることをお勧めいたします。

以上、回答とさせていただきます。

えり先生 回答しました 2023年4月18日
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